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zoom RSS サロマ湖100kmウルトラマラソン出場レポート

<<   作成日時 : 2010/07/04 02:50   >>

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遅くなってしまいましたが、サロマ湖100kmウルトラマラソンのレポートをお届けしたいと思います。

大会当日は深夜1時前に起床し、網走のホテルからゴール地点の常呂町スポーツセンターへ向かいました。
駐車場に車を停めておにぎり2個を食べ、バスに乗ってスタート地点へ移動。
当然バスの中では爆睡です(笑)

バスが到着してからスタートに向けて体育館で準備。
この時点ではまだ白鳥は装備していません。ある意味貴重な写真かも?(笑)

着替え完了(白鳥装備!)後、55kmのレストステーションとゴール地点へ送る荷物と、30km,60km,80kmの3箇所に配置されるスペシャルドリンクを預けました。
スペシャルドリンクの中身はリプレニッシュです。
トレーニングのロング走で試してみたところ効果が高かったので採用しました。
水分だけでなくアミノ酸や糖分、電解質を最適なバランスで補給できるというのが良いですね(^ ^)

そして迎えた午前5時。
ゆっくり昇ってくる朝日の中、サロマ湖100kmウルトラマラソンが遂にスタート!
ここから長い旅が始まります。

ちなみにコースはこんな感じ。
サロマ湖の西側をスタートし、湖畔を反時計回りに周回して東側のゴールを目指します。

スタートからしばらくは混雑していて、なかなか自分たちのペースでは走れません。
ここで無理をしてもいけないので、出だしは6分30秒/km程度で走りました。
そして混雑が落ち着いてきた辺りから6分/km程度までペースを上げ、このペースを維持して走り続けます。

こうして走っていると、ふと目の前に燦然と輝く黄金のゼッケンが!
「サロマンブルー(完走10回)」のさらに上を行く「グランドブルー(完走20回!)」の証です。
偉大なランナーに会えたことに感動し、思わず手を合わせて拝んでしまいました(^ ^)

そうこうするうちに15kmを通過。
沿道からは和太鼓の演奏でランナーを盛り上げてくださいました。
大会の運営に関わった全ての関係者、ボランティアの方々には本当に感謝してもしきれません。
このありがたさを噛み締めつつ、ひたすら足を進め続けます。

こうして30km辺りまでは6分/km前後のペースで順調に走っていたのですが、だんだん日が高くなって暑さが厳しくなってきました。
エイドごとに水分と塩分の補給をしっかり行い、適宜アミノ酸とクエン酸(NIとメダリスト)、エネルギージェルも補給します。
フルやハーフではエイドでのタイムロスがもったいなくてほとんど立ち止まりませんが、今回は立ち止まってきっちり補給することを心掛けました。
無理して最後まで持たなかったらいけませんしね。

しかしこうしていても暑さは益々厳しさを増し、足も重くなってきてペースを維持するのが困難に。
大崩れはしないものの、体力維持のためにペースを少し落としました。
それでも結構しんどいです。暑さは本当にランナーの敵ですね。

そして42.195km地点に到達。
ちょうど4時間30分ペースです。

ここから遂にウルトラマラソンの世界に足を踏み入れます。
この先は私にとって未知の領域。
果たしてどんな困難が待ち受けているのか…でも絶対100km走りきってやるぞ!

こうして決意も新たに走り続ける2羽の白鳥。
しかし暑さはさらに厳しくなり、照りつける日差しが体力と水分を容赦なく奪っていきます。

うがー!とにかく暑い!暑すぎるっちゅーねん!
ここホントに北海道?
水分を摂っても全部汗になって出ていっちゃってる感じです。
私達は自前でリプレニッシュを携帯していたからまだマシですが、エイドの給水のみに頼っていたランナー達には本当に過酷な状況だったのではないでしょうか。

その後もペースはじりじりと落ち、6分20〜30秒/kmで走るのが精一杯。
当初は親友Eさんと「レストステーションに5時間半くらいで入って、6時間までにリスタートしたいね〜」なんて言っていたのですが、そんなものはイスカンダルの彼方へ吹っ飛びました(笑)

そして半分の50km地点を通過。
ここまでのタイムは5時間25分。
しかしもはやタイムなどどうでもよく、レストステーションまでの残り5kmを走りきることに精神を集中します。

振り返ってみれば、100km走った中でこの50〜55kmが一番苦しく、とてつもなく長く感じる区間でした。
「とにかくレストステーションに辿り着けばなんとかなる!」と自分に言い聞かせながら、少しずつ足を進めていきます。
で、こんな時に限ってアップダウンが目の前に現れるわけで…上り坂では心の中で絶叫してました(笑)

そしてどうにか55km地点のレストステーションに到着。
かーちゃん、俺はやったよ!(←まだ45km残ってます)

ここで預けていた荷物を受け取り、水分と塩分を補給しまくって日陰で一休み。
足を少しほぐしてバンテリンを塗りたくり、NIとメダリストとエネルギージェルをポーチに補充しました。

不思議なことに、レストステーションで休憩しているとそれまで死ぬほど辛かったのが嘘のように治まってきました。
もちろん足は重く疲労は蓄積しているのですが、無理さえしなければまだ十分走れそうです。
ウルトラのような長丁場にあっては、途中でゆっくり足を休め、体力を回復させることも重要なのでしょうね。
結局レストステーションで30分近く休憩してから再出発しました。

>>

再び羽ばたき始めたtwo swans。
体力が多少戻ったとはいえ、足の重さは相変わらずなのでペースが上がるわけではありません。
むしろこれからさらに暑い時間帯になるので、体力と足を最後まで持たせるために無理は禁物です。
この時点で目標は「制限時間(13時間)内に無事ゴールすること」に切り替わり、7分/km程度のペースで走っていきました。
もちろんエイドではゆっくり休んで水分等を十分補給します。

こうしてジョグペースのランとエイドでの休憩を繰り返し、70km地点に到達。
気がつくと関門閉鎖まで15分弱と、あまり余裕のない状況になっていました。
とはいえここからペースを上げて途中で力尽きたら本末転倒ですし、7分/km+エイド休憩で走り続けても80kmの関門閉鎖には十分間に合いそうなので、引き続きこのペースで走ることにしました。
というか、足がどんどん重くなっているのでペースアップなんて無理です(^ ^;

そして80km地点に到達。
関門閉鎖までの時間は10分弱!一気に余裕が無くなりました。
しかし80〜90kmと90〜100kmの関門閉鎖の間隔はそれぞれ1時間30分と、80kmまでより緩い設定になっているので、ここまで来たら十分完走できそうな気になってきます。
逆に言うと、80kmを関門閉鎖までに通過することが完走への一つの目安になるのではないでしょうか。

80kmの関門を過ぎてからはワッカ原生花園を走ります。
この頃には日差しも和らぎ、だいぶ走りやすい環境になってきました。
右手に広がるオホーツク海、そして目の前には見渡す限りの草花。
本当に綺麗な風景です。

このワッカ原生花園に入った途端、私の体に不思議な現象が。

なんとこれまでの疲れが一気に吹っ飛び、ものすごく元気になってきました。
足の疲労もコースのアップダウンも全く気にならず、体も足も重さをほとんど感じません。
気持ち的には今にも「イヤッホオォォォォォウ!」と駆け出したいくらいです。
一体これは何なのでしょう。テンションがMAXぶっちぎって頭のネジが外れてしまったのでしょうか。
…「元から外れてるじゃん」とかゆーな(笑)
とにかく、全くもって不思議な状態でした。

しかし一緒に走っていたEさんの方は、この辺りから熱中症気味になり腰の痛みも出てきたらしく、かなり辛そうにしていました。
とにかく一緒に無事完走することだけを考えていたので、無理せずEさんの走りやすいペースで走り、エイドごとに休憩をして水分補給を繰り返します。
こうして90km地点までの10kmは1時間30分以上をかけて走り、関門閉鎖までの時間は7分まで迫りました。

そして90km地点でいよいよEさんが限界に。
気分が悪いのでここで休憩し、状況によってはリタイヤも考えるので先に行ってほしいとのこと。
2羽で一緒にゴールしたかったのですが、無理にペースを合わせようとして倒れたりしたら元も子もありません。
Eさんには自分のペースでゆっくり進んでもらった方が良いと私も判断し、後ろ髪の引かれる思いがしつつも先に行くことにしました。

>>

さて、長かった旅路も残り10kmとなりました。
ワッカ原生花園に入ってからの謎の元気は今も継続中。
90km地点までの10kmはペースを抑えていたので、体力も足も十分温存されています。
ならばやるべきことはただ一つ。残された力を出し切って突き進むのみ!

というわけで、一人旅となった90〜95kmは5分台前半/kmまでペースアップして走りました。
これも無理をしているわけではなく、自分の走りやすいペースで走ったらこのペースだった、という感じ。
テンションが上がっているという精神的なものだけでなく、ここに来て実際に足が軽く動くというのが不思議です。
このまま一気にゴールまで駆け抜けてやるぜ!
…とも思ったのですが、頭の中の冷静な部分が囁きます。

調子に乗って飛ばしてるけど、ただの10km走じゃないんだぞ?
今は感じてないだけで、足に疲労が無いはずないんだから…
もしゴール直前で足が動かなくなったりしたらどうすんの?


そう考えると何だか怖くなってきて、95km以降は6分30秒〜7分/km程度にペースを抑えました。
何というか、両極端ですね(笑)

こうしてワッカを抜けて最後のエイドで水分補給し、広い通りに出てラスト2kmを走ります。
ゴールの常呂町スポーツセンターが見えてきた時、いよいよゴールなんだという高揚感がある一方、この時間が終わってしまうのかという寂しさも感じました。
そして、どうゴールすればネタ的にオイシイのか脳味噌フル回転で考え始めました(^ ^)

ゴールを目指して走る間、沿道から掛けていただく声援が本当に温かかったです。
白鳥が1匹減っているのに気がついて、心配して声を掛けてくださった方もいました。
本当に、有り難くて胸が熱くなりました。

そしてゴールまであとわずか。
ゴール付近には本当にたくさんの方が詰め掛け、盛大な声援をいただきました。
この声援を聞けただけでも100kmを走ってきた価値がある、と心から思いました。
もうここまで来たら余力がどうこうなんて関係ありません。
ゴールに向けて全力でラストスパート!
応援して下さる皆さんに笑顔で手を振りながら、大声援の中を全力疾走で駆け抜けます。

最後のコーナーを曲がり、いよいよフィニッシュゲートに続く直線へ。
響き渡る声援の中、ふと白鳥を呼び止める声がしたので視線を移すと、私に向かって花束を差し出してくださる応援の方が!
感謝の気持ちをお伝えして花束を受け取り、いざ白鳥のフィニッシュモーションへ!

足の動きはスキップ気味に。
両腕を天高く掲げてはしなやかに振り下ろし、また掲げては振り下ろし。
ばっさばっさと、全身全霊を込めて羽ばたきます。
これぞ我がフィニッシュモーション!

スルーされたらどうしようかと思いましたが、アナウンスのお姉さんにツッコミを入れていただけたし、皆さんに笑っていただけたので良かったです(^ ^)

そして最後は両手を高く掲げたままフィニッシュゲートを通過!
その瞬間、なんとも不思議な思いにとらわれました。
達成感?感動?疲労?
その全てでありながら、どれでもないような…
色んな感情が綯い交ぜになって、自分でもよく分かりません。
フルやハーフでは味わったことのない感情でした。

ゴール後は水分補給と足のアイシングをしつつ、ゴール脇でEさんの帰りを待ちました。
心配していましたが、制限時間まで残り2分近くになったところでゴール前にEさんの姿が!
その姿を見た瞬間、心からほっとしました。

2羽の白鳥が再会した後、Eさんが走り方を教わってお世話になったアート鈴木さん(サロマンブルー!)と一緒に記念撮影。

今回ウルトラマラソンに初めて挑戦して、100km走る間には本当に色んなことが起こりうるんだなと実感しました。
体力の続く限りペースを維持して走り続けるハーフやフルとは違い、環境や体調に応じて臨機応変に対応することが重要なのかなと思います。
実際今回はかなり気温が高く、途中の走り方次第では消耗しきって最後まで持たなかったかもしれません。
そんな中100kmを完走できたことは多少なりとも今後の自信になりますし、ウルトラマラソンの魅力を肌で実感できてランニングの楽しみ方が増えたことは嬉しいです。

というわけで、これからもウルトラマラソンにチャレンジし続けたいと思います!
実はたちまち3ヶ月後のウルトラにエントリー済だったり(^ ^)

兎にも角にも、サロマ湖100kmウルトラマラソンに出場の皆様、本当にお疲れ様でした!
そしてスタッフやボランティアの皆様、沿道で応援して下さった皆様、そして開催を受け入れて下さった地元の皆様、本当にありがとうございました!
またサロマ湖でお会いしましょう!(^ ^)

>>

RUNNETで今回の記録を確認してみました。
10kmごとのラップタイムを見てみると、最後の10kmが2番目に良かったりします。

残り20kmで妙に元気になった理由は分かりませんが、Eさんにちらっと聞いた話ではウルトラではそういうこともあるらしいとか。
今後もウルトラにチャレンジするにあたり、ペース配分を考えるためにも調べておいた方が良さそうですね。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ほぉ〜?

セカンドウインドを体感したり花束貰ったり
白鳥の羽ばたきで笑いとったり絶好調ですな〜??

こっちは「南の地」で這いずっていたというのに・・・^_^;

ともあれ本当にお疲れ様でしたm(__)m
二人とも無事にゴール出来て良かったですね!

yu
2010/07/05 20:33
>yuさん
先日調べてみましたが、あれがセカンドウィンドだったんですね〜
今まで走ってきて初めての体験だったので、調べるまで分かりませんでした(笑)
あの感覚はもう一度味わってみたいです(^ ^)
それとやっぱり白鳥RUNは最高に楽しかったですよ!

這いずり回る状態になったということは、定番の大暴走は無事に炸裂したと考えてよろしいかな?(^ ^)
ちなみに私、あの熱い夜以来怖くて日本酒が飲めてません…
HA
2010/07/08 00:50
結構紆余曲折あったんですな〜
100kmだったら当たり前か…(^_^;)

完走おめでとうございます!!



再来年あたしは「地球一周」ですかね〜?!
そー吉
2010/07/09 00:27
>そー吉さん
いやいや、ありがとうございます!(^ ^)
100kmも走ってると色んなドラマがありますね〜
数々の苦難を耐え凌いだ先にある達成感こそ、ウルトラマラソンの醍醐味なんでしょうね(^ ^)

5年後に月面往復、10年後に太陽系脱出を目指します(笑)
HA
2010/07/11 20:24

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